英語ができるエンジニア|海外勤務で必要だったこと5つを書きました
エンジニアとして海外で活躍するのに必要なことは?
そんな疑問にお答えします。
英語力は必須ですが、他にも必要なことがあります。
私は仕事で3か月ニューヨークに滞在したり、日本のインド人のオフィスに1年くらい滞在したことがあります。
その経験を踏まえ、海外で活躍するために必要なことを5つをまとめてみました。
英語ができるエンジニア|海外勤務で必要だったこと5つを書きました
1.英語が話せること
当たり前の事ですが、英語圏(私の場合はアメリカでしたが)で、働きたい場合は、 とにかく英語力は必須です。
なぜかと言うと、メールも会話も資料も英語なので、英語がわからないと何もできないからです。
ただこの場合、英語ができるというのは 、TOEIC の点数を持っているという意味ではありません。
読んで書いて話すことができるということです。
意外な事ですが、私がグローバル関連の仕事に携わっていた2年間ぐらいの間、TOEICに関する話題が出た記憶はありません。
当時の周りの人のTOEICの点数も、私は知りません。
TOEICがどうこうではなく、とにかくプロジェクトを進められる英語力があれば、何でもいいというように感じました。
とはいえ、選考の段階でTOEICの点数は見られてるかもしれませんので、TOEICを勉強する必要がないというわけでもありません。
2.現地に行けること
グローバルな仕事に就くためには、やはり現地に行けるということが何よりも大事だと思います。
エンハンスフェーズに入れば、日本からテレビ会議やメールなどで業務を行うこともできますが、やはり新規のプロジェクトとなると、みんなで現地に行くことになるようです。
家庭の事情などで現地に行けない人は、残念ながらグローバル関連のビジネスに携わるのは、なかなか難しいと思います。
3.体力があること
グローバル関連の業務について思ったのは、やはりみんな体力があるな、ということでした。
日本からアメリカまで飛行機で12時間、朝日本を出発すると、アメリカに着くのもやはり朝です。
そこから現地の企業に出社しているのを見て、これは体力がないととてもついていけないな、と少し思いました。
また当時私が参加していたのは、日本とアメリカとインドで実施するプロジェクトでした。
開発はインドがメインでしたので、一緒にアメリカに出張してそのままインドとの往復を繰り返してる人もいました。
「体力がありますね。」という話をしたこところ、趣味はトライアスロンとの事でした。
この時もやはり、グローバルな仕事で必要なのは体力なんだなと強く思いました。
4.時差に強いこと
先ほども書いたとおり、朝日本を出発して朝アメリカに着き、そのまま出勤し、その後も毎日の業務が続きます。
私は時差ボケが完全に治るには、2週間ぐらいかかったような気がします。
そうしているうちに、アメリカとインドを往復してる人などもいて、これは時差に強くないと、とてもついていけないなと思いました。
5.誤算も乗り越える
もし今、新人のエンジニアが「私は海外で活躍したいです。」と言ったら、すぐに海外で活躍できると思います。
システム開発は非常にグローバル化が進んでいますので、希望すれば海外に行くのは簡単です。
ただ一つ注意しなければいけないのは「海外で活躍したい」と言うと、恐らく行き先は中国かインドになる事です。
感覚的には中国が8割、欧米以外の英語圏が1.5割、欧米が0.5割くらいの割合ではないかと思います。
エンジニアで海外と言うと、通常中国になってしまいますので、もしも英語を使って海外で働きたいのであれば、きちんと「英語を使って欧米の企業で働きたい」と言う必要があります。
なお、「英語が使える仕事に就きたい」と言ってしまうと、インドになる可能性も高いです。
欧米にこだわらず、インドに行ってもいいという人は、インドに行ってみるのも良い経験だと思います。
私はインドには行きませんでしたが、インド人が経営する日本のオフィスに一年近く滞在したことがあります。
そこで、インド人から色々な話を聞きました。
インドは、地域ごとに母国語があるため、大学の授業が全て英語です。
大学は英語で授業を受け、ITと金融など2つぐらいの学位を取得して働いてる人が沢山いました。
インド人の英語は早くて訛りがあるので聞き取るのは少し難しいですが、 慣れてしまえば段々理解できるようになりました。
ただ、色々と話を聞いていると、文化の違いに 驚くこともありました。
インドではまだ政略結婚が普通なようで、arrangementと言っていました。
また、日本で働くインド人から、「両親が今度日本に来る。」という話を聞き、「お姉さんは一緒に来ないんですか?」と聞いたところ「お姉さんの義理のお母さんが許さないので、お姉さんは来れない。」と言われました。
そういう話を聞くと、ちょっと仲良くなるのは難しいな、という風にも感じました。
そんな感じで色々なカルチャーショックもありますが、グローバルと言っても欧米だけではないので、インドのように自分の知らない世界に触れてみるというのも、良い経験になると思います。
英語ができるエンジニア|海外勤務で必要だったこと5つを書きました|まとめ
IT業界はグローバル化が非常に進んでいますので、海外で働きたいと言えば結構簡単に海外に行けると思います。
むしろ家庭の事情などで、海外に行きたくても行けなくなってしまうケースの方が多いと思います。
そう思うと、20代の若いうちに、思い切って海外に行ってしまった方がいいと思います。
私の場合、子供がいるので海外に行きたくても絶対に行けません。
なので、 行ける人は行ける時に、是非とも行っていただきたいと思います。