「wish」や「as if」を使う仮定法|I wishの後は必ず仮定法です
仮定法とは、事実と異なること、実現不可能だと思うことについて話す時の表現方法です。
本当は違うけど、「~だったらなあ」と思う時に、仮定法を使います。
仮定法で通常「もし仮に~だとすれば」を表す場合、「if」を使うのが一般的です。
でも、「if」以外にも、「wish」や「as if」と一緒に仮定法が用いられることがあります。
「wish」や「as if」を使う仮定法について確認していきましょう。
「wish」や「as if」を使う仮定法
仮定法とは?
現実のことについて話す時に使う表現を「直説法」と言い、実際に起きる可能性がないと考えてることについて話す時に使う表現を「仮定法」と言います。
そして、動詞を過去形に変える事で、仮定法であることを表します。
仮定法は、いつのことを話しているかによって、動詞の時制が変わります。
現在の事について話す場合は動詞の「過去形」を使い、過去の事について話す場合は動詞の「過去完了形」を使います。
仮定法で「もし仮に~だとすれば」という意味を表すには「if」を使います。
このようにif節では動詞の過去形を使い、主節では、助動詞の過去形を使います。
「wish」や「as if」を使う仮定法
「if」以外にも「wish」や「as if」で、現実ではない事柄を表すことができます。
「wish」では、「~であればよかったのに」と、実現できそうもない願望を表します。
「as if」では、「まるで~であるように」と、事実とは異なる状態を表します。
「wish」や「as if」を使っても、現実ではない事柄を表すために、動詞は過去形や過去完了形を使います。
「wish」を使う仮定法(過去形)
実現できそうもない願望は、「wish」を使って表します。
現在の実現できない願望を表す場合、「wish」に続く節の中で、動詞の「過去形」を使います。
現時点で時間に余裕があればよいと思っているので、「wish」の後は動詞の過去形を使います。
現時点彼女がそろそろ帰ってくればよいと思っているので、「wish」の後は動詞の過去形を使います。
「wish」を使う仮定法(過去完了形)
実現できそうもない願望が、今よりも前に起こったことの場合、「wish」に続く節の中で、動詞の「過去完了形」を使います。
今よりも前の時点で気づいていなかったことについて、その時点で気づいていればよかったと、過去の行為についての願望を表すので、過去完了形を使います。
今よりも前の時点で高い車を買ってしまい、あの時そんなに高い車を買わなければよかったと、過去の行為に関する願望を表すので、過去完了形を使います。
- 現時点でのことに関する願望→過去形
- 現時点よりも前ことに関する願望→過去完了形
wishに続く節の中では必ず仮定法となります。
動詞は過去形か過去完了形となり、現在形を使うことはありません。
「as if」を使う仮定法(過去形)
事実とは異なる状態は、「as if」を使って表します。
現在の事実とは違っている状態について表す場合、「as if」の後の動詞は過去形になります。
現在、彼女は全てを知っているわけではないのに、まるで全てを知っているかのような態度を表します。
現在の彼女の様子について語っているので、「as if」の後の動詞は過去形になります。
現在、彼は寝ているわけではないいのに、まるで寝ているように見える状態を表します。
現在の彼の様子について語っているので、「as if」の後の動詞は過去形になります。
「as if」を使う仮定法(過去完了形)
過去の事実とは違っている状態について表す場合、「as if」の後の動詞は過去完了形になります。
話し手は、彼が過去に何か悪いことをしたことを知っており、彼がその事実に異なる態度なので、「as if」の後の動詞は過去完了形を使います。
話し手は、彼女が過去に試合で優勝していないことを知っており、彼女がその事実に異なる態度なので、「as if」の後の動詞は過去完了形を使います。
「wish」や「as if」を使う仮定法|まとめ
いかがでしたでしょうか?
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