助動詞の「may」は、「~してもよい」という許可を表す意味や、「~かもしれない」という推量を表す意味があります。
「may」の過去形は「might」ですが、「might」は現在の推量を表すこともあります。
助動詞「may」「might」の使い方について確認していきましょう。
英語の助動詞「may」「might」の使い方
助動詞の「may」には、「~してもよい」という許可を表す意味や、「~かもしれない」という推量を表す意味があります。
分類 | 意味 | 時制 | 助動詞 |
---|---|---|---|
許可 | ~してもよい | 現在 | may |
– | ~してもよいですか? | 現在 | may might(mayよりもさらに丁寧な言い方) |
不許可 | ~してはいけない | 現在 | may not |
推量 | ~かもしれない | 現在 | may might(mayよりも可能性が低いと思う時の言い方) |
許可を表す「may」「might」の使い方
「may」は、「~してもよい」のように、許可を表します。
「might」は「may」よりも更に丁寧な表現となります。
許可を表す「may」
帰る許可があることを表します。
教室に入る許可があることを表します。
「may」は「~してもよい」ですが、少し尊大な感じを与えるので、口語では「can」を使用することの方が多いです。
許可を求める疑問文の「may」
本を見ても良いか許可を求めます。
もう少しここで待っていてもよいか許可を求めます。
許可を求める場合の「may」は、「can」よりも丁寧な表現となります。
許可を求める疑問文の「might」
非常に丁寧に、名前を教えてもらえるか許可を求めます。
非常に丁寧に、入っても良いか許可を求めます。
許可を求める場合の「might」は、「may」よりも更に丁寧な表現となります。
不許可を表す「may not」の使い方
「may not」は、「~してはいけない」のように、許可できないことを表します。
不許可を表す「may not」
建物に入る許可がないことを表します。
駐車場に車を駐車する許可がないことを表します。
禁止の表現は「must not(~してはいけない)」を使用しますが、丁寧な禁止(不許可)の場合には「may not」を使用します。
推量を表す「may」「might」の使い方
「may」と「might」は、「~はかもしれない」のように推量を表します。
「may」と「might」の違いは、「might」の方が「may」よりも可能性が低いことを表します。
推量を表す「may」
彼は明日のパーティに来る可能性があることを表します。
明日は雨が降る可能性があることを表します。
可能性の低い推量を表す「might」
可能性は非常に薄いが、もしかしたら彼は明日のパーティに来る可能性があることを表します。
可能性は非常に薄いが、明日は雨が降る可能性があることを表します。
「may/might」と「can/could」は同じように推量を表しますが、「may/might」の方が「can/could」よりも可能性が少ないと感じている場合に使用します。
「may」の過去形
「may」の過去形は「might」です。
過去の許可や推量を表す場合は「might」を使用します。
「It may snow tomorrow.(明日は雪が降るかもしれない。)」の過去形です。
「The teacher may not come.(先生は来ないかもしれない。)」の過去形です。
過去の推量を表す「may/might+have+過去分詞」の使い方
「may/might+have+過去分詞」で、「~だったかもしれない」のように過去の事に関する現在の推量を表します。
「might」も「may」とほぼ同じ意味を表します。
過去の推量を表す「may+have+過去分詞」
過去の事について、彼は私たちに気づいていたのかもしれないという現在の推量を表します。
過去の事について、彼女は先に帰っていたのかもしれないという現在の推量を表します。
過去の推量を表す「might+have+過去分詞」
過去の事について、あの本は彼のものだったのかもしれないという現在の推量を表します。
過去の事について、先生は怒っていたのかもしれないという現在の推量を表します。
英語の助動詞「may」「might」の使い方|まとめ
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