助動詞の「must」「have to」は、「~しなければならない」という義務を表す意味や、「~する必要がある」という必要を表す意味があります。
「must」は現在形しかないため、過去を表す場合は「had to」、未来を表す場合は「will have to」を使用します。
助動詞「must」「have to」の使い方について確認していきましょう。
助動詞「must」「have to」の使い方
助動詞の「must」「have to」には、義務や必要を表す意味があります。
分類 | 意味 | 時制 | 助動詞 |
---|---|---|---|
義務・必要 | ~しなければならない ~する必要がある | 現在 | must have to |
– | – | 過去 | had to |
– | – | 未来 | will have to |
禁止 | ~してはいけない | 現在 | must not |
不必要 | ~する必要はない | 現在 | don’t have to |
確信 | ~に違いない | 現在 | must |
義務や必要を表す「must」「have to」の使い方
「must」「have to」は、「~しなければならない」「~する必要がある」のように、義務や必要を表します。
「must」と「have to」は同じ意味ですが、「must」は話し手が義務や必要を感じている場合によく使い、「have to」は規則や状況からそうしなければならない場合によく使います。
主語が三人称単数現在の場合、「have to」は「has to」になります。
義務や必要を表す「must」
勉強をする必要があることを表します。
やせる必要があることを表します。
義務や必要を表す「have to」
学校には8時までに行く義務があることを表します。
仕事で制服を着る義務があることを表します。
義務や必要を表す「has to」
主語が三人称単数の「She」なので「has to」を使います。
主語が三人称単数の「He」なので「has to」を使います。
禁止や不必要を表す「must not」と「don’t have to」の使い方
「must not」は、「~してはいけない」のように、禁止を表します。
「don’t have to」は、「~する必要はない」のように、不必要を表します。
禁止を表す「must not」
食べ物を食べてはいないと、禁止を表します。
たばこを吸ってはいけないと、禁止を表します。
不必要を表す「don’t have to」
会社に来る必要はないと、不必要を表します。
入場料を払う必要はないと、不必要を表します。
確信を表す「must」の使い方
「must」は「~に違いない」のように、確信を表します。
彼は嘘をついていると確信していることを表します。
お店は閉まっていると確信していることを表します。
過去表す「must」「have to」
「must」は現在時制でしか使用できませんので、過去を表す場合は「had to」を使用します。
学校に来なければならなかったと、過去の義務を表します。
勉強をしなければならなかったと、過去の義務を表します。
未来表す「must」「have to」
「must」は現在時制でしか使用できませんので、未来を表す場合は「will have to」を使用します。
遅くまで仕事をしなければならないでしょうと、未来の義務を表します。
電話をしなければならないでしょうと、未来の義務を表します。
過去の推量を表す「must+have+過去分詞」の使い方
「must+have+過去分詞」で、「~だったに違いない」のように過去の事に関すして確信があったことを表します。
過去の推量を表す「must+have+過去分詞」
過去の事について、私は間違っていたという確信を表します。
過去の事について、彼女は怒っていたという確信を表します。
英語の助動詞「must」「have to」の使い方|まとめ
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